
山岸君と照井君
第19章 答え―――……。
俺は――――――――…
バスルームのドアを開け…
シャワーに打たれている…
苑心に…後ろから抱きついた…
「――――…苑心…好きだ…」
「――――――…宏…樹…」
服を着たまま…苑心を後ろから抱き締める…
濡れて――――…重くなる服は…
今の苑心の……重い気持ちと重なる…
どんどん…重く……苦しい…
でも……俺は―――――…
苑心を離さなかった―――…
「///…や…止め…てくれ…
僕――――…僕…麟太郎さん…に―――――――…
襲―――…わ…れて――…」
どんどんと…俺の服は重くなる…
多分……
言っている…苑心の心も鉛の様に重いにちがいない…
