山岸君と照井君
第19章 答え―――……。
「あ〜〜〜〜…あ…何か…しっくり来たかも――――…」
姉ちゃんが、同性愛者に対する免疫がなく…
俺の事で…いろいろと…煩わせてしまうのかな…とか…思ったが…
姉ちゃんは、俺を否定はせず…理解しようとしていてくれた事に…
胸が温かくなる……そして…
感謝…だ…
それに…山岸の…行動のアレコレを考えると…
“意識し始めた”と、考えれば…納得が行く!!
「―――…姉ちゃん…八つ当たりして悪かった…
逆にごめんな…結構…ベビーな恋愛相談をしちまって…
キャパオーバーな時は…無視してくれていいから…」
「キャパオーバー?宏樹…あんたじゃないんだから!私は大丈夫!!
弟や妹の悩みを受け止めれるように…頑丈に、強くお姉ちゃんやお兄ちゃんは出来てるんだよ!!」
姉ちゃんは、ニヒヒっと笑った…
“頑丈に…強く…出来てるんだよ”
嘘でも…嬉しい……
何か…モヤモヤが消え…スッキリしていた…
よし…後で、山岸に電話してみよう……
意識…沢山して欲しいから…
山岸の自由時間は俺でいっぱいにしてやる――――…
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