山岸君と照井君
第14章 変化―――……。
「――――俺は…待つよ…
山岸が…心まで俺を好きになるのを…
多分…山岸はバカだから…
気持ちいいと…何でも好き好き言いそうだから…
山岸が…俺と一緒にいたいって思ってくれるまで…
俺は…待つよ―――――…」
唇が…離れ―――――…
今度は…瞳を重ねる―――――――…
照井君の…瞳が見えた…
照井君の瞳の中に…僕がいるが…
相変わらずの…キョトン顔だ…!!
まだ――――――――…
照井君の気持ちに―――…
追い付けていない……
気がする――――…
“好き”って…
なんだろう―――――…
“恋愛”って――――…何だろう…
僕は――――…
この感情を…どうしたら…
いいんだろう―――――…
照井君が言うように…
僕は、バカなのかな……?
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