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箱……肆

第1章 動く箱


男は…何も語らない―――…




震える身体を…自分で抱きしめ―――――――――…



車が止まらない事を祈るしかなかった…







停まったら…





犯され…殺される――――…







私は―――――――――…



恐怖のあまり…



「清太さん…清太さん…清太さん…清太さん…」



と―――――――…何度も主人の名前を呟いた…






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