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箱……肆

第1章 動く箱



「あなたの…自宅から…比較的…近い海は…ここだからですかね…」











ゾクリ――――――――…と…




背中から…凍りつく…



なんとも言えない…恐怖…







“自宅から――――…近い…”








何故―――――――――…



この男は…






私の自宅を知っているのか…







何故――――…何故に…







ゾクゾクと…恐怖が増していく…








真っ正面を見て…


ハンドルを握る男は……



顔見知り…なのか……?







いや―――――――…



知らない…



声だって聞き覚えがない…





嫌だ……怖い…怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い――――――――――…



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