I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第8章 二人の間で
---------------
--------
----
「亜子ちゃん!
こんなに早くまた会えるなんておばさん嬉しいわ~」
ついこの間会ったばかりだけど
歓迎してくれて嬉しい。
「これくらいの間隔で帰ってくれば
お父さんも喜ぶだろうな」
おじさんはいつも、お父さんの味方だ。
「今晩、泊まってくんだろ?」
「ううん…日帰りなの…」
お父さんは一週間前に退院して、今夜家族3人でお祝いする予定でいたけど
「あ…
僕が泊まる宿が予約取れなかったもので…」
挨拶を済ませていた課長がそう言うと
「そうなの?
今時季じゃあ、ちょっと難しいわよね…」
「そうだな…」
おじさんとおばさんが珍しく困った表情をする。
私の家に“一緒に泊まったら?”なんて
二人は絶対に言わない。
私の両親も、絶対に言わないだろう…。
だって
どんなに課長がイケメンだろうが
紳士だろうが
男は男だ。
誰もがみんな…
拓ちゃんの気持ちに気付いているのなら
今日は日帰り確定なのだ。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える