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初カノはエロうさ

第1章 変態な初カノ出来ました

大学生活が2年目に突入してもうじき1ヶ月。

朝から講義があるために早起きした俺は、

「なぁ友梨、頼むよ〜」

「またぁ?うちだって厳しいんだよ?」

リビングのソファーで裸で男と抱き合う母親を見掛けた。


───また、若い男捕まえたんだ…


40過ぎの母親は、アラサーの男が好きらしい。

ちょうど俺の父親が死んだ年頃だから…重ねてるのかもな。

まぁ重ねてるとしたら、俺の父親はかなりチャラいアラサーだったってことになるけど。

10歳近く年下の母親を孕ませといて死んだんだから、チャラかったのかもだけど。



遊び足りないアラサー。

金が足りないアラサー。

スリルが足りないアラサー。

掛け持ちはしてないみたいだけど、見かける度に違う男といるとか……やっぱり俺の母親だな、血は争えない。


冷え切った心は、今更別に痛まない。


母子家庭だけど、父親が遺した家で……2人暮らし?

母親が男の元へ転がり込むことはしょっ中だから、 ”2人暮らし” かは微妙。

母親が男を家で囲うこともあるけど、長続きはしないから ”3人暮らし” とも違うかな。



母親が男と裸で抱き合う姿も、子供の頃から見慣れてる。

彼氏だという男とセックスしている母親に、嫌悪感はない。

むしろ─────…

母親とその男がずっと上手くいけばいいと…そう願っているくらいだ。

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