センシティブ♥ボーイ
第36章 偏差値より人間力
「け、けいちゃん…これは…?」
「見てわかんない?パンツ。」
「これを…どうするの?」
「これを、たかちゃんが、はくの。」
「ええ?!」
圭ちゃんが持ってきたのは、女の子がはくようなレースのスケスケの布。みたいなやつ。
こんなのはいたこと無いのは当然だ。
だって女の子専用の…
「いっとくけど、これ、メンズだからね?」
「ええ?!」
慌てて圭ちゃんの手から、奪い取ってまじまじとみると、包装にメンズと書いてある。
これが…男性用なの…?
こんなの見たことない…
不安に思って圭ちゃんをみると、圭ちゃんは得意気に僕に言った。
「たかちゃんははいたこと無いかもしれないけど、だいたい皆はいてるよ?(嘘)」
「こ、これを?」
「そう。(皆はいてるわけないじゃん)」
「けいちゃんも…?」
「数年前に一度ね。(んな訳あるか。)」
圭ちゃんもはいたことあるってことは、本当に皆はいたことあるのかもしれない。
僕だけ…?
もしかしたら…鈴木くんも?
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