
センシティブ♥ボーイ
第31章 一人はダメ
「す、すずきくん…」
「なに?」
「声…聞こえちゃうよ…お母さんたち…」
「佐藤が声出さなきゃいいんだろ?」
背中を撫で回す俺の手に反応を示しながら、佐藤は口元を手で押さえた。
カエルがじっとその様子を見ているのがものすごく気になるけど、仕方がない。
「………ん………ぁ」
服の裾から手を入れて、柔らかいお腹を撫で回す。
佐藤は必死に声が出ないように我慢していた。
声を我慢している佐藤も可愛いけど、そんなに我慢されると出させたくなるのが男の性っていうか。
佐藤が一番反応を示す、突起をギューッとつまむ。
「…っ…んあっ……」
「しー…声だしたら…聞こえちゃうって」
このくらいじゃ聞こえないと思うけど、わざと声を抑えて耳元で囁くと、佐藤は口元を抑える手にぐっと力を込める。
「ぁ…すずきくん…て…だめ…ぇ…」
身体を丸めて、目をつむって与え続けられる刺激に耐えていた。
