
センシティブ♥ボーイ
第29章 少し勉強は置いといて。
「す、ずき…く…」
「……ん?」
そろーっと鈴木くんの来ているTシャツに手を伸ばす。ぎゅっと握ると鈴木くんは優しくその僕の手を握ってくれた。
「や、だ…タマゴ…」
「いや?気持ちよくねえ?」
「き…きもちい…けど……ぼく…ばっかりぃ…っ」
Tシャツを揺さぶって脱いでと催促する。
「佐藤が脱がしてよ」
すると、鈴木くんは僕の両手を掴んで自分のTシャツに持っていった。
力が抜けてしまった身体を一生懸命起こして、そっとTシャツに手をかける。
脱がそうと少しだけTシャツを上げると、鈴木くんの肌がちらりと見えた。
今まで脱がすなんてことをしたことがなかったから、妙にドキドキしてしまって思わず視線を逸らしてしまった。
「まーだー?さーとーうー」
「……ま、まって…っすぐ…すぐ…っ」
急かされた勢いでぐいっとTシャツを持ち上げる。
するとに鈴木くんの身体が視界いっぱいに入ってきて。
「……あっ…」
かっこよくって色っぽい鈴木くんの身体を見ただけで、また僕のアソコは勃ってしまった。
