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保証人のことや、病状の説明のためにお兄さんに来てもらった。
久しぶりに会った彼を見て、ずいぶん痩せたと驚かれた。
それからは、会社の方は傷病支給金を利用して休むことなど、とりあえず手術の日に向けての相談をした。

「知紗
一番大切なこと相談してなかったな」

何？

「俺達はまだ結婚はしていない
このまま別れよう」

なんで？

「この先がわからない病気を抱えて、お前を守れるのか自信がないんだ。
それに、再発や転移だって考えないといけない。
お前の幸せを考えると、そのことに付き合わせて一緒にいることはできない」

悲しくも強い瞳に見つめられて、頷くことも
首を振ることもできずに黙って立ちすくむことしかできなった。