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遠距離愛

第17章 あなたの側に

私は地元に帰ることを決めた。
中途半端かもしれない、投げ出すことになるのかもしれない。
でも彼の側にいたい
その気持ちだけでいっぱいだった。

最小限の迷惑で済むように、代わりの人が入り引き継ぎをしてからの退職となった。

それが済むと地元にアパートを借り、住んでいたところを引き払い
引越しを完了させ、新しいスタートを切った。

幸いにも、仕事もすぐに見つかり
彼との今までの時間を取り戻したくて不規則にはならない常勤での時間帯の部署に配属してもらった。

定刻に仕事を終えると、彼のために夕食を作り帰りを待つ生活が始まった。

ちゃんと目を見て会話をする
彼が泊まっていける時には全身で愛し愛された

心も身体も愛されて満たされていた

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