
嵐しょーせつ。
第86章 笑顔
翌朝…
「にぃちゃん!一緒に行こう」
雅「うん…」
弟とたまに一緒に行く。
学校も同じだから。
雅「じゃ行ってくる。」
「いってらっしゃい!」
母さんは俺らを見送りしてくれた。
「じゃにぃちゃん!バイバイ!」
雅「じゃあね。」
俺と弟は、校舎が違うから
門過ぎたら、さよなら。
俺はクラスに向かった。
教材を鞄から出していると…
「相葉!ちょっと」
担任から呼ばれた僕は
雅「なんですか?」
「これ、お前にどーかな??って」
先生から渡された紙は
『嵐山高校ダンス部』
雅「僕にですか?」
「そうだ。
お前、運動もできるし。
ちょっと色々と気になってて。
嫌ならいいけど。
もし、大丈夫なら今日の放課後、
打ち合わせがあるみたいだから。」
雅「わかりました…」
先生は俺の前からいなくなったけど…
友達ゼロの俺には作るチャンスだと思った。
だから…参加することにした。
いつも通りの授業も終わり、
放課後になった。
雅「先生…これ参加してみます。」
「おっ!よかったぁー。
楽しいみたいだし、楽しんでおいで?」
雅「はい…」
指定された場所へ向かった。
雅「失礼しまーす…」
俺は中に入り、
誰かいないかと探していた。
?「もしかして、相葉雅紀くん?」
雅「はい…」
?「わぁー!先生が言ってた子だ!
俺、二宮和也!」
雅「二宮和也?って……!?
和也???」
和「ふふっ笑雅紀!久しぶり!
お前、俺がこの学校にいたことなんて
知らなかっただろ??笑」
雅「え?」
和「だって、お前、
ずーっと下向いてたし、暗かったし。
昔はあんなじゃなかったじゃん!」
雅「人見知りだったし、
目立ちたくなかったから」
俺は久しぶりに和也と話せて、
嬉しかった。
すると、
ガチャっ
?「なーに、話してるの?」
ドアが開いたと思えばそこに
3人の男が立っていた。
