
嵐しょーせつ。
第64章 友情から生まれる絆
俺は和也と智と3人で
毎日放課後図書室に行って、時間がある限り
勉強した。
それから、毎日3人の部屋をまわり、泊まることも。
夜道を歩いていると、
潤の家から、
笑い声が聞こえて、
和「楽しそうだな。」
智「あいつらは受験なんてしないんだし、俺たちは頑張ろーよ。3人とも目指すところは一緒なんだし。楽しい毎日が待ってるんだから。」
雅「うん!そーだね。俺、2人が応援してくれて本当に嬉しい。」
和「ふふっ笑頑張ろーな!成功しよーな。」
雅「うん!」
3人で楽しく話している時、
ガラっ
潤「ちょっ!やめろよぉ〜」
翔「返せよー!笑」
潤「だってさ……!?」
翔「だってさじゃねーよ!……!?」
2人は俺らのこと見つけて、
びっくりしていた。
翔「……んだよ。お三方は受験勉強したらどーですか!」
和「やー、楽しそうだね、って話してただけですから……」
潤「お前ら2人も雅紀の味方なんだな。本当にありえない。こんなクズが!こんなバカが!あの大学なんて成功しねーよ!笑」
俺は泣きそうだった。
幼なじみから言われた言葉は、何故か受け止めてしまう。
雅「はぁーはぁー。うぅ。」
あっ。喘息だ。
智「雅紀?!大丈夫か?」
和「ちょっといくら何でもそれは言い過ぎだよ。お前らことありえない。」
翔「あっそう。さっさといなくなれよ。笑」
智「はぁー。見損なった。雅紀の喘息知ってるくせにわざと。……雅紀、背中に乗って。帰るぞ。」
雅「…はぁー。ひゅっ。はぁー、……さ…と……し……」
和「雅紀行くよ。喋らなくていいから。」
雅「うん。」
俺は智の背中にのって、家まで帰った。
