
嵐しょーせつ。
第54章 一人じゃない。
相葉くんは
自分に辛いことがあっても、
俺らには自分から話してくれない。
だから、いつも、俺らから聞く。
今日はよっぽどのことがあったに違いない。
だって、聞いても答えてくれないんだもん。
潤「とりあえず寝かせよう。」
和「そうだな。俺、行くわ。」
翔「おう、よろしくな。」
俺は相葉くんを抱えて、
部屋の中へ。
ベットに寝かせるそーっと寝かせると、
俺がいなくなるとわかったせいか、
服を掴んできた。
雅「……行かないで……」
やっと話した。
雅「……ニノ……」
相葉くんはそーっと、横にずれて、
手を前に出した。
和「はいはい。」
相葉くんの横で寝ると、
抱きしめてきた。
雅「…ニノぉ~……」
俺がよっぽど落ち着いたのか、
和「なーに?」
雅「…怖かった………」
怖い?
何があったの?
和「…話してくれる?」
雅「…うん……」
俺は返事を聞いて、
向かい合わせになる。
目線同じにして。
雅「…あのね……」
!?
衝撃だった。
聞くところによると、
現場でずっと嫌がらせをされて、
今日は手と足が出たみたい。
和「……なんで、俺に早く言わないの。」
雅「だって……みんな……に迷惑かけると……おもって……」
笑
そんなこと思ってたの?
和「…そんなことないよ?俺らさ、もう10年の付き合いじゃん?俺と潤くんに関しては15年ぐらいずっと一緒にいるじゃん。」
相葉くんは泣きながら……
雅「…ニノ…」
顔を埋めてきた。
和「もう寝よ?ね?」
雅「うん……」
頭をトントン優しく撫でると、
すぐに吐息が聞こえた。
だけど、俺に抱きしめたまま。
出れないよ……笑
だけど、俺も眠くて相葉くんの隣で寝た。
