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私は必至に現状を説明した

「ちょっと待って下さい！
僕は手伝ってなんかいません！」

「こいつの共犯だろうが！
この状態見てよくそんな事言えるな！」

「これは助けてただけです！
事実こいつが会計を払うって
言ってたじゃないっすか！」

「グループ犯なんだろ！
とにかく警察呼ぶからな！」

するとまるで傍観者のように義明が

「なんでもいいが抜けないんだが…」

「……」

店員と私はひとまず休戦状態となり
義明を助ける事にした

トイレ側から店員が
そして私は外からという陣形だ

「もう半分近く外なんで
そっちから押せば抜けると思います！」

「たしかにそうだな
だがそちらに抜ければ
お前らは逃げるんじゃないのか？」

「じゃあ配置を逆にしましょう」