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twin★love

第19章 19★嫉妬

うるさいので下に降りると瞬が歩き始めたばかりの足取りでかけよってくる。

「れ!れー!」

無邪気な笑顔に少しだけ心が和らぐ。

「…いいよなあ、瞬は。」

瞬のほっぺをムニムニすると更にキャッキャと笑う。

「斗真君そろそろ来るかしら?お鍋の用意はじめる?」

「もうつくって!」

そんな会話を聞きながらこれからどうしようと頭の中で考えている。

今からでも萌の家に行って謝る?

いや、でも怖がらせてしまったから今は会いたくないって思ってるかもしれない。

ライン、メール、電話…でも直接謝ったほうがいいよな。

俺ってこんなに女々しかったっけ?

萌のことになるとこうだ。

いつもは自信満々なはずなのに、萌のことだけ、不安になる。

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