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twin★love

第19章 19★嫉妬

暗くなるまでは瞬のクリスマスプレゼントを選んだり、ペットショップを覗いたりして過ごした。

冬は5時くらいから暗くなってきて、駅前のツリーがキラキラと輝き出す。

「きれい!」

イルミネーションの光が萌の大きく潤んだ瞳に映っている。

「蓮ちゃん、一緒に来てくれてありがとうね。」

素直な萌がかわいすぎて、蓮は今すぐにでもキスしたくなる。

「萌、あのさ…」

「すみません!そこのカップルさん!」

急に割って入ってくる、知らない声。

振り向くとカメラを持ったニット帽をかぶった男の人。

「いやー、すごいイケメンさんと可愛い彼女さんだね!高校生?」

やけに馴れ馴れしいその人の様子に萌えを見ると萌も不安そうに蓮を見上げている。


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