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さっそく次の日の放課後、松崎家の家のピンポンを鳴らす。

「はーい！あれ、萌ちゃんじゃない！」

出迎えてくれたのは父親の仁だった。

「もしかして蓮のお見舞い？だいぶ熱も下がって食欲も出てきたみたいなんだよ。」

仁は萌を家に招き入れてくれた。

「麗美ちゃんは今日は仕事なんだ～」

蓮の母は昔はファッション誌でモデルをしていたが、今はコスメなどのプロデュース業をしている。

仁は有名ファッション雑誌の編集長で、かなり激務。

とても三人の父親とは思えない若くてかっこいい仁。

蓮も大人になったらこんな感じになるのかな、とぼんやり考える。

「あとでりんごでも持っていくから、部屋にあがってて！一応これ！マスクね！」