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The man suitable for me

第5章 彷徨

流れていた音楽もとめて、1人呆然としていた。

彼に会いたいと、思っていた気持ちも、ぺちゃんこに潰れていた。

だけど、それでも、彼の事を忘れられないだろうと思った。

彼の声が、聞こえなくなるまで。

そして、このまま、フェイドアウトに、なるのだけは、やめようと思った。

自分から、別れを言い出すのか、どうするのか。

最後に会ってから、何もなければ、普通に別れを言えていたと思う。

だけど、望まない3人目探しや、彼女の声を聞いたことで、どうしても、今までありがとうと言って、別れるなんて、できなかった。

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