
スキをちょうだい。
第3章 言葉では伝わらないから
自宅に帰ってきた航太は、早速、風呂に入った。
いじられたところを重点的に洗っていると、激痛がはしる。
「痛っ!」
そっと指で触って確認してみると、血はついていないが、だいぶ広がっていた。
ーあいつ、本当に容赦なさすぎ。
文句を浮かべながら、ナカを洗う。
変なものは流れてこなかったが、注がれた精子が出てきているような気がして、さっぱりしたような、残念なような、よく分からない気持ちになった。
むしろ、その時のことを思い出して、恥ずかしくなった。
ー次は絶対、ぶちこんでやる!
成功図が全く浮かばない目標をかかげて、意気込む航太であった。
