 
ラブロマンスはあなたと☆
第4章 再び
ガタッ!
おもむろに席を立った私に、みんながびっくりしていた。
「ごめんなさいっ。私、急に気分が悪くなって…帰ります」
「大丈夫!?まゆっ。さっきまで元気だったのにね。一人で帰れる?」
ミズキが心配そうに聞いた。
「うん」
みんなが見つめる中、バッグを持って立ち去ろうとしたとき。
「俺が送る」
恭也が立ち上がった。
「恭也、かっこいいぞ」
「まゆ、残念だけどまたね…」
私は他の友達に挨拶しながら、恭也の方をチラッと見た。
恭也、何考えてるの?
あなたはここにいなきゃだめ。
私にかまわないで。
「おぅ恭也、頼むよ」
しかし細谷さんに言われ、私と恭也は一緒に店を出ることになった。
 
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