サイレントワールド
第7章 NEXT WORLD
(ふうっ…。)
心の中で息を吐きつつ右足を下ろす。
今までモンスター相手に戦ったことは何度もあるがプレイヤーと直接戦ったことはなかったので内心ヒヤヒヤしていたのだ。
とりあえず壁に突き刺さっている剣を手にとってみる。
軽く振ってみるとその剣は手によく馴染むような気がした。
その後襲いかかってきたプレイヤーを見る。
(気絶してるみたいだけど…。)
その時未来はようやく視界の左上に伸びる緑色のバーに気づいた。
(HPか…。)
そこにはまだ1ドットも減っていないHPバーが表示されていた。
そこで違和感を感じプレイヤーを見る。
さっきまでは気絶していると思いこんでいたがよく見るとプレイヤーは息をしていない。
つまり
(死んでる…!?)
だがさっきの一撃だけで全てのHPを削られるということはないだろう。
(そういえば…)
このプレイヤーよく考えると少し様子がおかしかった気がした。
つまり何か敵対的なモンスターあるいはプレイヤーと接触しそこでダメージをうけたのだろう。
だが先ほどからモンスターは一匹もみつからないしプレイヤーも今目の前で死んでいる男しか見ていない。
となるとこのプレイヤーにダメージを与えたのは誰なのだろうか…。
そこまで考えたところで未来は深い罪悪感を感じた。
いくら成り行きとはいえPK…プレイヤーキルをしてしまった。
この男はこれからどうなるのだろう…。
キーン
(うっ…?)
不意に耳なりがした。
それと同時にザザッというようなラジオのノイズのような音が聞こえる。
だがそれと共に耳をつんざく高い音も突き刺さってくる。
よろよろと後ろにさがる未来に
「…。」
今までノイズしか聞こえなかった耳に誰かが何かを言う声が聞こえた。
(…?)
何の音だろうと思っていると目の前を巨大な鎌が通り過ぎていった。
(ッ…!?)
壁を切り裂いて現れたのはフードをかぶり両手に鎌を持った謎のプレイヤーだった。
心の中で息を吐きつつ右足を下ろす。
今までモンスター相手に戦ったことは何度もあるがプレイヤーと直接戦ったことはなかったので内心ヒヤヒヤしていたのだ。
とりあえず壁に突き刺さっている剣を手にとってみる。
軽く振ってみるとその剣は手によく馴染むような気がした。
その後襲いかかってきたプレイヤーを見る。
(気絶してるみたいだけど…。)
その時未来はようやく視界の左上に伸びる緑色のバーに気づいた。
(HPか…。)
そこにはまだ1ドットも減っていないHPバーが表示されていた。
そこで違和感を感じプレイヤーを見る。
さっきまでは気絶していると思いこんでいたがよく見るとプレイヤーは息をしていない。
つまり
(死んでる…!?)
だがさっきの一撃だけで全てのHPを削られるということはないだろう。
(そういえば…)
このプレイヤーよく考えると少し様子がおかしかった気がした。
つまり何か敵対的なモンスターあるいはプレイヤーと接触しそこでダメージをうけたのだろう。
だが先ほどからモンスターは一匹もみつからないしプレイヤーも今目の前で死んでいる男しか見ていない。
となるとこのプレイヤーにダメージを与えたのは誰なのだろうか…。
そこまで考えたところで未来は深い罪悪感を感じた。
いくら成り行きとはいえPK…プレイヤーキルをしてしまった。
この男はこれからどうなるのだろう…。
キーン
(うっ…?)
不意に耳なりがした。
それと同時にザザッというようなラジオのノイズのような音が聞こえる。
だがそれと共に耳をつんざく高い音も突き刺さってくる。
よろよろと後ろにさがる未来に
「…。」
今までノイズしか聞こえなかった耳に誰かが何かを言う声が聞こえた。
(…?)
何の音だろうと思っていると目の前を巨大な鎌が通り過ぎていった。
(ッ…!?)
壁を切り裂いて現れたのはフードをかぶり両手に鎌を持った謎のプレイヤーだった。
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