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First Love

第14章 立ちはだかる壁


類の真剣な顔初めてみた
類の目を見ていると
吸い込まれそうになる


和・・・ごめん。
最初で最後の浮気だから
許してっ、、

雅「類、目つむって」

類「えっいいの?」

雅「一回だけだよ?
あと、内緒ね」

類「優しいな、雅紀は」

そしてゆっくりと類は目をつむった

俺は優しく類の唇に
キスをした
類の唇は冷たかった

類「雅紀、ありがとう
幸せだよ。俺。」

雅「類、、
また明日も来るから
今日はもう休んで。
じゃあ明日ね。」

類「おぅっ」
類は力なく笑った
そして俺は類の病室をあとにした

類「雅紀、さよなら。
生まれ変わったらまた会おうな」

類が俺に向けて最後に言った言葉は
俺には聞こえなかった・・・

そして、その夜…
類は病態が急変して亡くなった

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