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ラズベリーの恋

第65章 家族旅行

春休みの間は高校の制服の採寸や、教科書を受け取りに行きました。早瀬家での温泉旅行前日になりました。二人で旅行の準備をしていました。「ねぇ。秀君。楽しみだね。私ね、露天風呂と会席料理が楽しみだな!そうだ。お姉ちゃんカップルとトランプでもしようか?トランプあったかな?」「智香、気になるんだけど、部屋はどうなのかな?」「あー!秀君。今エッチな事を考えたでしょー!ウフフ!図星っ顔してる!」「いやあ、バレちゃったね。コンドームとか持って行った方がいいかなーとか、色々とね。温泉上がりの浴衣姿の色っぽい智香を見たら、興奮してカチカチになるかもとか、妄想したよ。」「そうだね。部屋がどうとか聞いていないし、聞いたらお父さんの事だから、エッチな事聞かれるかも!と敢えて聞いてないんだ。」「あはは!そうだね。智香のお父さんオープンだよね。一応、コンドームは持って行くね。」準備は終わり、セックスを楽しんで寝ました。次の朝早く早瀬家に行きました。「ああ、二人共久しぶりだな。うちの車は5人乗りだから、レンタカーを借りて出発するぞ。荷物はトランクに乗せてくれ。」梨香のカップルも来ていて、レンタカーに乗りました。「ねぇ!旅館の夕食は何なの?お父さん。」「ああ、梨香。会席料理だけど、海沿いにあるからな、貝類の蒸し焼きや鯛の丸ごとのお造りがあるぞ。それとな、アワビの踊り焼きなんかもあるぞー。お父さんは飲むからな。」「お父さん!ずいぶん張り込んだね!うっはー!アワビね。ちょっとイヤらしい形よね。」「もー!お姉ちゃん!アワビ見たら思い出すじゃない!せっかくのアワビが台無しになるじゃない!」「確かにアワビは見たらお父さんも興奮するかもな。娘二人共合格祝いだ。張り込んだそ!」「やだ!お父さんまで!私、ついていけない!」「智香、何言ってんのよ!秀樹君に智香のアワビ、見せてるんでしょ?いまさらー!だよ!」「いやーん!もー!お姉ちゃん最低!秀君、変態はほっといておしゃべりしよう。」車の中は賑やかで長い道のりもあっという間でした。「さぁ!みんな着いたぞ!」父親は背伸びして、旅館の窓口で手続きしていました。「うわっ!秀樹君。ビトンのバック?デカっ!高そう!ねー。隆志言ったでしょ?秀樹君お金持ちなんだよー!」「梨香、ほんと凄いね。俺、初めてこんなの見たよ。」
「いや、なんか恥ずかしいな。」ふふふ!秀君、照れてる!

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