R:ラブデビゲ
第16章 嵐と命
声をたどり…
着いた場所は――――…
「―――…保健室…?」
私は…ゾクンと――――…寒さを感じた…
おかしい―――――――…
こんなにハッキリ声が聞こえるのに…
誰も―――…気に止めていない…
「―――…ミカエルの瞳…何故…何故ですか!!」
泣きながら…怒鳴る声が保健室から聞こえている…
この―――――…こえ…
クロイツ学院の―――…
上城…はじめ…さん…
私は、怒鳴り声に…ビクッとし―――…
辺りを見渡すが……
生徒が普通に玄関に向かって行った―――――…
あ…結界――――…?
私は、その場を離れなければ……!っと…一歩…保健室のドアから後退りした…
しかし――――――…
後退りの際に…保健室入り口にあった消毒ケースに鞄をぶつけてしまった!!
「!!だれだ!!」
勢いよく!!保健室のドアが開き!!
声の主――――――…
上城さんと目があった!!
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