R:ラブデビゲ
第9章 好きと憧れ
私は、授業のチャイムが鳴っているにも関わらず―――…
屋上に走っていた!!
私が教室を出たのを追いかける様に…
リナちゃんと長内君も……
屋上に……ついてきた…
私は――――――…
長内君の時の様に――――…
と…屋上に飛び出した!!
「―――…デビ―――…」
屋上に続く扉を勢いよく開けると――――――…
広く開けた屋上に――――…
険しい顔で…
デビが立っていた――――…
「デビ!!」
私は、デビに近づき…
自分の胸に手をあてた―――――――――…
「止めろ―――――――…
命の欠片を使うな――…」
デビは―――…
胸に置いた私の手を掴み―…
願いを阻止する―――――…
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