R:ラブデビゲ
第6章 純愛と勇気
と―――――…その頃…教室に残された長内は―――…
皆が怯んだのを良いことに…
…自分の弁当を掴み教室を猛ダッシュで出た!!
な…何なんだよ!!皆いきなり
長内君、長内君って――――!
モテモテになったのか?これがモテモテなのか?
しかし…異常だ!!
皆が、怖い〜〜〜〜〜〜〜!!
僕は、弁当を持って…図書室に逃げる!!
こ…ここなら誰もこないだろう!!
僕は、図書室の委員控え室に入り…一息ついた…
「はぁ……リナさんに…怒鳴られちゃった…」
ため息をつきながら…掴んできた弁当を見つめる…
久しぶりに猛ダッシュしたから…食欲がないや……
「あ―――…長内君…ここに居たんだ…
今日はここでお昼?」
僕は、ハッと顔をあげる…
すると、控え室に図書委員長が入って来た――――…
三年の…図書委員長…向中野 愛(ムカイナカノ・アイ)先輩!!
「あ…スミマセン…お昼にここ使うの…ダメでしたよね―――…、すぐ出ていきます!」
僕は、怒られると思いお弁当を持って…出ていこうとした――――…
「―――…いいよ、お昼…ここでゆっくりしよう?
私…長内君とは……ゆっくり話をしたかったんだぁ〜…」
愛先輩は、控え室のドアをピシッと閉め……微笑む…
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