テキストサイズ

浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第20章 重鋼クラング・グロウル

(5)

シュタームはすでに脚を旋回させ航空形態に戻り空域を離脱した


他の味方機も次々と散開していく!



シュターム、フリーゲンF2は機動力が高いので瞬時に離れられるが火力重視のF3は敏捷性が損なってしまう


ドゥっ!ドゥっ!と背中のロングキャノンを放つが小さな小さなスズメ蜂〈ホルニッセ〉は巧みに交わしながら迫ってくる


ピーヴィー機とウリ機が狙われている!


「ふ、振り切れないッッ!!!」


迫りくる無人遠隔機は殺人マシーンのように容赦無く襲いかかってきた!


バリバリバリッッ!


ウリ機が腕に仕込まれた雷撃砲〈ブリッツ〉を放つが〈ホルニッセ〉は俊敏に交わす!


交わした直後!


バリバリバリッッ!!


ナオトの雷撃砲がウリ機すれすれに射出され、〈ホルニッセ〉を撃破した


「た、助かった…!!」


ひと息つく間に今度はピーヴィー機から絶叫がこだまする!


ピーヴィー機に一機の〈ホルニッセ〉が取り付き放電してきた


すかさずトビアスがフォローしてビームサーベルで斬りつけた!


次々と撃破していくものの、数がどんどん増えていく!


「一体何機いるんだッッ!?」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ