テキストサイズ

齧りかけの林檎

第16章 ● 王子様な君 ♀side




クローゼットのドアを閉めて

振り返ると、


「似合うー?」


と言って、Tシャツの裾を両手でピーンと持っていた。




かわいすぎる・・・。




「なんか歩くんが、

 うちの会社の人みたい」



もし居たら、

仕事に集中できなくなってしまうかもしれないけれど。





「おれゆりさんの会社に入りたいな。

 そしたら毎日一緒に居られるでしょ?」




「別に同じ会社じゃなくたって

 毎日一緒に居られるよ」









ストーリーメニュー

TOPTOPへ