学生だってエロいんです
第3章 大嫌いな幼なじみ 1 後輩編
「ぁ…。」
いとも簡単にするりと侵入した手はすぐさま両胸を包み込む。
もうこんな事早く終わればいい。
恥ずかしいとか嫌だとかそういう事考えないようにしよう。
翔人の少し冷たい指先が触れるたびに鳥肌が立つ。
「美月、どう?」
「…。」
何を聞きたいのかわからない。
どう?って何よ。
いい気分なわけ無いじゃん。
「美月、答えて。」
「…特に何も…。」
気持ちいとか気持ち悪いとかそんな事考えられるはずがない。
ただでさえこんな事恥ずかしすぎるのにどう思うかなんて考えられるはずがない。
「じゃぁ何でこんなんになってるの?」
翔人は人差し指と中指でぽっこりと立った乳首を挟む。
「んんっ…。」
なにこれ。
自分の発した音が一般的に"喘ぎ声"と言われているものだという事はわかる。
でもまさか自分が出す日が来るなんて。
その相手が翔人なんて思ってもいなかった。
いや、想像もしたくない。
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