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黒の青空

第3章 1

起き上がってすることを交代した

理緒を膝に寝かせ、頭を撫でてやる

さらさらふわふわ…

撫でるたびに感じる髪

膝から感じる呼吸

弱々しい肩















抱きしめたい


















「起きて」
「ん…?」
「…ぎゅーってしたい」


理緒がゆっくり起き上がる

体勢を変えて理緒を押し倒し、抱きしめた

理緒は全く抵抗なんかしなかった

体を離して顔を見た

綺麗な目をしてる

茶色の目がじっと俺を見つめる















頰にキスを落としてみた

理緒の表情は変わらない

俺をずっと見つめるだけだった


「ここがいい?」


理緒の唇に人差し指をあてて聞いてみた


「……好きなら…」


そんな答えが返ってきた

ゆっくり唇を重ねた

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