俺の弟はホモなのか?
第8章 俺の弟は風邪なのか?
俺は、少し空気の入れ換えをすると窓を閉めた。
「ほら、ミチル!窓閉めたから、布団から顔出せ!」
ベッドの横に座り…ミチルの頭の布団をトントンとたたく――――…
「ん〜…にぃに…今日、学校は?」
ミチルは、顔をチョコンと出し…俺を上目遣いで見る…
「あ〜…創立記念日って、言わなかったけ?」
ミチルは、ん〜…と目を斜め上にしながら考える…
「…忘れてた――――…でも、にぃにとお休みなんて!嬉しい!」
「あ〜!だな!
去年までは、同じ小学生だったから…行事一緒だったけど、
今年から違うからな―――…なんか久しぶりだな!」
ん?あれ?ミチル君の表情が曇りましたよ?ん?
「そ〜受け止める…か…」
ミチルのモゴモゴっとした言い方に、「ん?」と首をかしげ…聞き流す…
意味がわからないので……
スルーします!!
さて、俺は――――…
ミチルの様子も見たし!
部屋に戻ります!!
「じゃ、何かあったら俺部屋にいるから!用が有るなら壁叩け!!」
俺は、スキップ気味にミチルの部屋を出ていく!
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