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秘密の時間は私のもの

第15章 見せてもらった3

その後も神月に腰を打ち続ける男と

それに合わせ喘ぐ神月を置いて喋り続ける田本。


「なんでそう思うの?」

「ぁ、あん、ふぁ、らってぇ、んぁ、あ....ぼ、僕のむりじ、んぁ、ぁあ!」


またしてもイった神月を見てから

田本は周りの男に待ての合図を出し男達を引かせる。

菊門からブツが抜けた途端、神月はその場に倒れ込んだ。


「“無理強い”。そこが分からないんだよ
そこまでして快感を得たかったの?
それなら俺らが与えてるし、俺らの関係って堤くんと神月くんが会う前からのものだよ?
なにか不満があったの?」


田本の質問の羅列に神月は荒い息を整えながら苦笑を返した。


「僕が淫乱なのは今に始まった事じゃないじゃん
不満っていうか足らなかっただけ
だから堤くんを連れ込んだ
そんな僕を堤くんは変態としか思ってないし
そんな変態に今日は付き合わなくて良かったんだから、とうの昔に帰ってると思うよ」


田本は神月の言葉にふーんと返したが

自分の気持ちと周りの奴らの顔を見て思う。


ーー最初はそう思っていても

君の魅力は計り知れないから

気付けば引き込まれてるもんなんだよ


そして、また.....1人.....


田本は意味深な笑みを浮かべ再度、扉を見詰めたのだった。


続く

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