テキストサイズ

最後の恋は甘めの味で

第17章 黒い感情

耳元で囁き、耳たぶを甘く噛む。


瞬く間に耳が真っ赤になった。


「そんな、の....っ......」

「そんなの......?」


目を潤ます暁さんに俺の中で何かが切れそうになるが、精一杯つなぎ止める。


ぐっと体重をかけて胸を押す力を強くする。


甘い息を吐く暁さん。


苦しいようで眉根をひそめる。



意外に、重量あるもんな



胸に視線を下ろして目を細める。


「やぁ.....」


舐められるように見られているのが恥ずかしいのか、暁さんは顔を横に向けた。


紅潮した頬が目に入る。







ぞくっ




ストーリーメニュー

TOPTOPへ