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曖昧☆Bboys

第61章 夢叶う

ドリンクバーから取ってきたホットのお茶を啜る。


傍から見れば落ち着いて見えるかもしれないが、内心はかなりドキドキとしている。


彰吾のメジャーデビュー。


彰吾の夢が叶う日。


私の希望が現実になる日。


そして、


何より久しぶりの彰吾の姿。


霧人は私にチケットを送ったことを彰吾に知らせているのだろうか?


チケットは二階の指定席だ。


彰吾はステージから私が見えるのだろうか?


そんな事をさっきからずっと考えていたら、もう7時5分前だった。





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