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曖昧☆Bboys

第59章 父になる

するといきなりレコーディングルームの彰吾が立ち上がり中断した。


「今日はもう弾けません」


スピーカーから彰吾の声が聞こえ扉から出てきた。


「どうした、彰吾」


「気持ちが乗らない時に弾いても良い音出ませんから」


彰吾はギターをさっさとしまい、担いでスタジオを出てしまった。


「どうしますか?社長...」


「まずいな...俺からちょっと話してみる。今日のところはここまでにしよう」


俺もスタジオから出て彰吾を追った。


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