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曖昧☆Bboys

第58章 バレンタインの夜

「すみません、おかわりもらえますう?濃い目にお願い」


カエはジントニックのグラスを高く上げて俺を睨みつけたのは言うまでもない。


「あ、少々お待ちを」


カエの目が恐ろしくて、ビビりがちで濃い目のジントニックを作る。


「お待ちどうさまです」


やけに丁寧になってカエの前のコースターにそっと置いた。


もちろん目は見ないで。


カエは乱暴にグラスを掴み、ゴクゴクと飲んだ。


チョコレートはこれで無しだな。


一瞬そんなくだらない事を思ったが、事はもっと重要だ。


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