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曖昧☆Bboys

第46章 都合の良い私

「明日休みか…」


ベッドの上でゴロンと寝転ぶ。


人の気配がしない部屋は静かで



寂しい



彰吾がいない部屋は静か過ぎて寂しかった。






早くこれに慣れなきゃ…


そう思っているのに、なにやらもう一人の私がなにか言っている。




霧人…




《霧人がいるじゃない》




そんな事を言うのだ。




もう別れたのに、何を今更…


あっちがダメならこっちなんてそんな都合の良い事出来ないわ。


私はもう一人の私に言い返す。



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