テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第29章 背中

こんなに近くにいるのに


傍にいるのに


遠く感じて寂しくて寂しくて堪らなかった。


神様は私を見ていたんだ。


きっと霧人との事怒ってるんだ。


なんの根拠もないのにそう思ってしまい、自分を責めた。


すると涙がポロポロ出てきた。


彰吾はそれさえも気づかない。


一人声を押し殺し伝う涙を彰吾の背中で拭った。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ