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曖昧☆Bboys

第27章 本来の姿



...霧人side...

「今夜は、カエちゃんと二人きりだね~」


店の客は二十代前半のカエ一人きりだった。


「カエ、なんか緊張しちゃう」


恥じらいを見せてグラスを飲み干す。


それが白々しくも演技と分かっている。


彼女は若いが相当場数こなしている。


数ヶ月前にもここで知り合ったタカキという男性客にちゃっかりお持ち帰りされていた。


タカキは翌日店に来て、一緒に飲んでいた友人に自慢げにペラペラ話していた。


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