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曖昧☆Bboys

第25章 ビターな二人

私は猛烈に霧人に甘えたくなる。


すがりつくわけにはいかないから、ちょこんと霧人の肩に頭を乗せた。


すると霧人は私の手を取り握り締めた。


「好きだよ」


霧人がそっとつぶやく。


「うん...ありがとう」


私も好きだよとは応えられない事が猛烈に悲しかった。







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