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今まで待っていた私の気持ちなんて少しも察してくれていないのにカチンときた。


「大体、一人でってまた路上でチマチマ歌って稼ぐの？
それじゃいつまで経ってもこのままじゃないっ！
ううん、それ以下よっ！」


「やっぱ全然わかってないな。
俺は生ぬるい場所にいつまでも浸かっていたくないんだ。
もっと上目指す」


「なに言っちゃってんの？
生活もそのぐらいストイックになってからそういう事言ってよっ！
私がいないと何も出来ないくせにっ...」


と言ってから、しまった！言い過ぎたと思ったが遅かった。