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曖昧☆Bboys

第10章 崩れたルージュ

「いいね、じゃあ俺はアンチョビのピザにしよう」


受話器を手に取り、ピザを注文してくれた。


だんだんと思考がハッキリしてきて、私が起き上がろうととしたら、肩にそっと手を置いてそれを阻止した。


「もう少し横になってたほうがいい」


「でも...」


「俺の前で無理するな。あ、それとも警戒してる?」


霧人の目はちょっとイタズラに光った。




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