
監視 ~愛~
第1章 気になる存在から恋へ
真剣な顔つき。
本気で言っているのがわかる。
「司から見放されたくないから、絶対に浮気はしない」
葉月は、まっすぐな目でそう言い切った。
「田中先生の様子がおかしいのは、俺もわかっている。何か、自分にできることがあればしたいって思いもある。でも、司を悲しませてまで、何かする気はない。それに、俺が関わることで反対に田中先生を傷つける可能性があると思うから、何もしたくない」
「だから、傍観者でいるのか」
「そうだ」
葉月は葉月なりの考えがあるってことか。でも、それでも。
「それでも見てられないんだよ」
誰を見てられないのか、言わなくても葉月には伝わったようで、真剣な目つきで、
「それじゃあ、お前が田中先生に声をかければいい」
と言われる。
「それができればこんなこと、お前に言うわけないだろ」
無責任な言葉に、感情が逆なでされる。イライラがとまらない。
本気で言っているのがわかる。
「司から見放されたくないから、絶対に浮気はしない」
葉月は、まっすぐな目でそう言い切った。
「田中先生の様子がおかしいのは、俺もわかっている。何か、自分にできることがあればしたいって思いもある。でも、司を悲しませてまで、何かする気はない。それに、俺が関わることで反対に田中先生を傷つける可能性があると思うから、何もしたくない」
「だから、傍観者でいるのか」
「そうだ」
葉月は葉月なりの考えがあるってことか。でも、それでも。
「それでも見てられないんだよ」
誰を見てられないのか、言わなくても葉月には伝わったようで、真剣な目つきで、
「それじゃあ、お前が田中先生に声をかければいい」
と言われる。
「それができればこんなこと、お前に言うわけないだろ」
無責任な言葉に、感情が逆なでされる。イライラがとまらない。
