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シュールな関係

第18章 入れない世界 後半

「お前が… 急に山本の目を

気にしだすからだろ?」





「当たり前じゃない

山本さんは

私の師匠なんだから!!」


師匠!?



いつの間に…

師弟関係を結んでるんだ?



おそらく…コイツの思い上がりで

山本すら知らない間に…



師匠にされてるんだろ…。




「そのマスター山本

…じゃ…なかった



山本師匠に

何を教わったんだよ?」



「パーティの極意を…!!」


極意?


神妙な顔してるけど…

その極意って何だ?



「話し方とか接し方とか態度」


「―----それって…
 


基本……だろ?




喰い方は?」




「ううん 



そこは全くもって触れず」




「くくっ

飲んで喰いまくりだったからな


山本は甘かったな!



お前には

そこが一番必要だったわけだ」





「でも…大丈夫


今の山本さんの視線で…

食事マナーの極意…伝わりました」



山元を見て…一人で勝手に頷き…

納得した顔になる



もう喰わねぇ…ってことだな?




「お上品に小盛り…ですねっ!?



じゃぁ 大和 


今度は

中華ゾーンにいってくるね!」



おい


まだ…食うのかよっ!?



「子盛り…って――――



お前の視点…ズレてるぞ」





山本…お前が凄い男ってことは

よく知っているが…




今、 奈緒には…


…全然…伝わってないな。




この調子じゃ山本も苦労するよ…








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