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シュールな関係

第18章 入れない世界 後半

お~っほっほっほ~…?



『―――お前 …誰それ?」


いきなりのキャラ変に

付いていけない・・・俺。



「あれ…変? ちょっと違う? 


お嬢様の

真似に…決まってるでしょ?」



「つ~か お前… 

それは…

高飛車なお嬢バージョンか!?



下手クソなのに

そんなお嬢言葉を使うなよ!」



コイツは…

直ぐに調子に…乗る。





「確かに!


慣れない言葉使いって…

意外と難しいのね



でもさ~ 

せっかく綺麗にしてるんだから

 

ただ…ただ ちょっとばかり

セレブのマネをしたいのよっ!」


すんげぇ…

楽しそうに…話すな…


「ぷっ 


奈緒がセレブのマネ…かよっ」


思わず…吹き出してしまう



「あら…

この干しアワビのステーキも

美味しゅうございますわ♪」


そのまま調子乗って口に…運ぶ。



「じゃぁ 

セレブになりたかったら



その前にーーー

そんなに大口で喰うなよ



奴らは…な 食べても

上品に一口程度だぞっ?」



「えっ~?  


そ…そうなの  


でも…わたくしはめったに

頂けないモノは…全部

チャレンジいたしますのっ!!」



めったに喰えねぇ物は…

全部チャレンジって…奈緒… 


喰う気…気満々じゃん。




今夜はつまんねパーティだと

思ったけど…



こいつといてたら退屈しねぇな!



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