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シュールな関係

第17章 入れない世界 前半



恐るべし…秘書山本!!



国土交通大臣と知り合いなの?


ホテルの買い取り?


規模が大きすぎる



言葉一つで話が大きく

変わりそうだからこの世界は

恐ろしい…





焦らず

じっくり待つしかないか…




「雅也くんじゃないか

立派になられな------



お会い出来て嬉しいよ」




大手の社長や重役らしき人が

一之瀬さんを見かけると

ひっきりなしに腰を下げて

声を掛けてくる



「奈緒… すまないがどうしても

挨拶をしないといけない人が

いるんだ・・・



大和と一緒ならーーーー


大丈夫だよな?」




「ええ もちろんです 


私に気を

使わないで行って下さい」



これだけ挨拶をされてるのだから

行ってもらうのが当然だ。




わたしは会長が来るのを

待つだけだし…。





「大和

奈緒を任せていいか?


ヤボ用済ませたら直ぐ戻るから」



「かまわねぇよ


ごゆっくりどうぞ 


あっ 雅兄 


でも戻って来るの遅すぎだら…



奈緒を勝手に連れて帰っても

知らねぇからな」




挑発的に言う大和の態度に

対し一之瀬さんが






「お前がかなう相手じゃないぞ」



フッと鼻で笑い

強い眼差しを向け…答える。




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