
シュールな関係
第17章 入れない世界 前半
「一之瀬さん
ちょっと・・・このパーティ
規模が大きすぎませんか!!」
「どこが?」
「だってこのホテルの最上階で
一番広い部屋ですよ!!」
「いつもこんな感じだけど?」
当たり前のように驚きの顔一つ
見せずに言うけれど・・・
真っ赤なじゅうたんが
敷き詰められ
ウエイターが高級なシャンパンを
空け、豪華な料理が並ぶ・・・
クラシカルな音楽の生演奏が
ゴージャスに奏でーーーー
出席者の数も
装いも…華やかさも半端じゃない
キラキラした世界に私はいる。
「お前が主役じゃないんだぞ?
落ち着けって!!
なにお前がテンパってるんだ?」
「さすがに一之瀬さんは
慣れてるかもしれませんが
わたしはこんなとことは生まれて
初めてなんですからっ!!」
「俺の同伴だから
ほら・・・姿勢を正して歩け
熱もねぇのに…
足元がふら付いてるぞ?
こけるなよっ!」
ワザとプレッシャーを掛け
…わたしをからかう。
一之瀬さんに腕を組みながら
緊張して歩く。
今の私には
一息つく余裕すらない。
ちょっと・・・このパーティ
規模が大きすぎませんか!!」
「どこが?」
「だってこのホテルの最上階で
一番広い部屋ですよ!!」
「いつもこんな感じだけど?」
当たり前のように驚きの顔一つ
見せずに言うけれど・・・
真っ赤なじゅうたんが
敷き詰められ
ウエイターが高級なシャンパンを
空け、豪華な料理が並ぶ・・・
クラシカルな音楽の生演奏が
ゴージャスに奏でーーーー
出席者の数も
装いも…華やかさも半端じゃない
キラキラした世界に私はいる。
「お前が主役じゃないんだぞ?
落ち着けって!!
なにお前がテンパってるんだ?」
「さすがに一之瀬さんは
慣れてるかもしれませんが
わたしはこんなとことは生まれて
初めてなんですからっ!!」
「俺の同伴だから
ほら・・・姿勢を正して歩け
熱もねぇのに…
足元がふら付いてるぞ?
こけるなよっ!」
ワザとプレッシャーを掛け
…わたしをからかう。
一之瀬さんに腕を組みながら
緊張して歩く。
今の私には
一息つく余裕すらない。
