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顧みすれば

第38章 愛の行方



美しい夕日を眺めながら


この6年を思った。



夢中だった。


子供が生まれてから


私が子供の頃に抱えていた


寂しさを子供たちには抱えてほしくなくて


できる限り関わり


できる限り育ててきた。



私が頑張れば頑張るほど


直哉さんとの間に距離ができた。



子供が生まれて縮むと思っていた


二人の関係は


なぜか大きな溝ができた。


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